買いました
何を買ったの？
“A9 Mini”(カメラ)と”LY716(G)”(スマートウォッチ)です。画像は撮るのを忘れてしまいましたが、eBayなんかで最安値近くで販売している物です。今回は前者を660円、後者を550円で買いました。どちらも箱がボコボコになって届きました。
A9 Mini
まずはA9 Miniから見ていきます。これはWifi接続の監視カメラとして売られていたもので、サイズは直径4.5cm、高さ2.5cm程度の円柱状です。後ろにはネジ穴とスタンド取り付け用の穴があり、付属のスタンドを取り付けることができます。スタンドには両面テープがついていて貼り付けられる他、本体の裏面が磁石になっています。
横にはmicroSDカードスロット、microUSBコネクタ、”MODE”ボタンとそのLED、電源スイッチとそのLEDがついています。そして正面にはカメラがあります。
いきなりUSBを繋がずに電源を入れてしまったのですが、それでも電源LEDが点灯しました。意外にも充電式のようです。
USBを繋いでから説明書を読みiPhoneにアプリを入れ、Wifi経由で接続します。そこでまず気づいたのが至近距離なのに接続が不安定なこと、画質が酷いことです。
画質に関しては、JPEGの圧縮とは違うようなよく分からない減色の仕方がされています。また縦線のような謎のノイズが乗っています。
本来は640×480ですが、トリミングしてあります。
接続に関しては、FtyCamProというアプリを利用するのですが、位置情報や通話、Wifiで接続するのにBluetooth機能の権限を要求してくるので安全性が不安なことと、iOS版では接続がとにかく不安定で画像転送のみならず設定すらままならないことがあります。
Android版では安定しているのでそちらを使ったほうがいいでしょう。
機能に関しては、画像転送と一緒に音声も聞くことができる点、モーション検出で録画や撮影ができる点、安いがジェットなどには珍しく暗視機能が本当についているなどで悪くないのですが、何しろ画質が悪すぎます。また、横のMODEボタンの説明が何もなく、4回押すとLEDが点滅して長押しすると点灯に変わる意外が何も分からないので存在意義が良く分かりません。
また、普通はスマートフォンがなければ操作できないのですが、モーション検知をオンに設定することで単体での撮影が可能です。
中身を見ると、中には基板と200mAh程度のバッテリー、カメラセンサーが入っていました。基板には”A9_FtyCam_V1″と書いてあり、メインチップはBeken BK7252でした。 RX/TXと書かれたパッドがあったのでUART接続で起動メッセージが確認できると思うのですが、まだやっていません。USBコネクタのデータ線は繋がれていませんでした。
また内容に関する掲示板のようなものもありましたが、RTMPストリームを引き出すまでしか情報がありませんでした。それでもこの怪しい電子機器をインターネットに繋ぐ気は起きませんが……
LY716(G)
次にLY716(G)ですが、こちらはXiaomi watch 6……に似せたFitPro M6を模倣した画面のスマートウォッチです。本物を触った事がないので分かりませんが、前面がプラスチックの割に外見だけはそれっぽく見えます。機能に関しては本物と同じ”FitPro“というアプリを使い、Bluetooth接続による時刻同期、音楽再生制御は正常に機能しますが、血圧測定はLEDはついているもののセンサーが無く適当な数値を表示するだけの物となっています。通知機能は動作するものの日本語が表示できず、歩数系は動きませんでした。
スキンはアプリで変える事ができ、Xiaomi watch 6風のアナログ時計以外にもデジタル時計も選ぶことができます。こちらの方が視認性は良いです。ただ、どういう訳か一定時間過ぎるとデフォルトのスキンに戻ってしまいます。
また充電コネクタが磁力による接点式なのですが、磁力が弱く安定した位置に持っていくまでに時間がかかります。これが一番使用する際にネックかもしれません。
型番で検索してもらうと分かりますが、LY716は末尾のアルファベットによって円形のものや四角形のものがあり、値段帯も機能も似たようなものとなっています。自動で時刻合わせをする、充電が必要な少しかっこいい時計としてなら使えると感じました。
ちなみにFitbit(FitProではなく)のコピー品はファームウェアを改造したという人がいます。
結論
どちらも値段相応なところもあり、値段以上なところもあります。印象としてはハードウェアは良いのですがソフトウェアが上手くそれを使いこなせていない感じがします。使う側でファームウェアを作ることができたら良いのですが……