フラットケーブルって種類がいっぱいあって分かりにくいですよね。
20624か2896か
まずフラットケーブルを見ると”AWM 20624 80C 60V VW-1″などと印字されているのが目に付きます。この文字列には以下の順で情報が含まれています。
AWM 20624 80C 60V VW-1
規格名 ULスタイル 耐熱 耐電圧 難燃性
ULスタイルは電線の種類を表していて、20624はフラットケーブル(スミカード)です。
スミカードはよくある20624の他に2896や20861、21147というものもあります。
古い機器に使われている2896は耐電圧が30Vである他は20624と同一で、そのまま交換できますが、その他は厚みが違います。
0.5mmピッチか1mmピッチか
ピッチは配線同士の間隔の事をいいます。インターネットで画像を見てるとピッチが分かりにくいですが、フラットケーブルはこの二つのピッチが普及しています(他にも1.25mmピッチがあります)。これを間違えるとコネクタに刺さらないので注意しましょう。
ピン数、裏表、流せる電流
修理に使う際であれば17ピンとかの変態ピン数に出会ったときは18ピンの物を買って1ピン分切り落とせば大丈夫です。
一方ともう一方の面が違うReverse Directionケーブルもあるみたいです。
普通の薄いフラットケーブルは500mAが定格ですが、もう少し流せる厚いケーブルも存在します。
ネットで手に入る互換ケーブルは薄いものが多いです。コネクターには通常どちらも刺さります。
終わりに
フラットケーブルが使えると配線がかさばらなくてすむので便利です。ぜひ有効活用しましょう!