5年前に買ったMacbook Airが度重なるOSアップデートで使い物にならないぐらい遅くなってしまったので、次のPCを買うまでUbuntuで使うことにしました。
一般的なPCよりはサポートされていませんが、Intel MacなのでほとんどPCと同じようにインストールできます。
T2Linux
2018年以降のMacにはT2チップというものが搭載されており、これを使ってストレージ、トラックパッド、キーボード・・・などほとんどの周辺機器に接続されています。
そのままのUbuntuではこのドライバーがなく、周辺機器が一切機能しないため、それに対するパッチとして有志がT2Linuxを作成しました。
UbuntuやArch Linuxに対応しており、これのおかげで内蔵のトラックパッド、キーボード、サウンド、カメラなどが使えるようになります。
今回はUbuntuのT2Linuxイメージを使って進めます。
イメージのダウンロード
Githubのリリースページから最新バージョンの投稿を見つけ、iso.shをダウンロードし、実行してください。
Downloadsディレクトリにisoファイルがダウンロードされるので、それをBalena EtcherでUSBディスクに書き込みます。
再起動後中にCommand+Rを押して復旧画面を開き、他のOSのインストールブロックを解除します。(詳細は調べてください)
設定後、今度はOptionキーを押しながら再起動し、EFI Bootを選びます。Ubuntuのライブ環境が起動するので、ターミナルを開きget-apple-firmware
と入力し、2と入力します。これによりWifiとBluetoothが有効化されます。
あとは通常通りインストールを進めます。ブートローダーはディスクではなく最初のEFIパーティションにインストールします。これで基本的にはデュアルブート環境が完成します。
再起動後の設定
インストール直後にはWifiのドライバが消えているので再度ターミナルを開きget-apple-firmware
と入力し、2と入力します。
また、日本語を選んだ場合はMozcがインストールされていますが、キーマップの違いでそのままでは入力切替ができないため、Mozc選択後ToolsからPropertiesを開き、Space input styleをHalfwidthにします。
これにより(Ubunut側の機能で)直接入力とかな入力をCommand+Spaceで切り替えられるようになります。
終わりに
Youtubeなどの動画再生は支援が効いていないようで重くなるので動画を見たいならやめたほうがいいでしょう