ライブでは、毎回終わった後耳鳴りがしてしまうのでイヤープラグ(耳栓)を買うことにしました。
ライブの音量と耳への影響
音楽ライブでは、感覚値ですが100~115dB程度出ていると思います。
WHOではdbごとの一週間許容量が定義されていて、Mode 1(成人)のテーブルでは92dBで2.5時間、101dBで18.75分、107dBで4.5分となっています。パンクロックやEDMなどでは数十分いただけで一週間分の安全な音圧を過ぎてしまうことになります。普通は数時間続くので直接的に耳の健康を失うことになります。
大きな音が耳に入ると有毛細胞がダメージを受けて、最悪の場合死滅してしまい永久的な難聴となってしまうことも考えられるので、何とか曝露量を減らしたいです。
購入したイヤープラグ
Crescendo Music 20と、MOLDEXのお試し8種類セットを買いました。
Crescendoはフィルターにより音質の自然さを確保しながら音量の低減ができるとのことです。一方、MOLDEXは普通のウレタン製耳栓なので特に音質が良いとかはありません。が、工場などでの業務用のものなので遮音性能や付け心地はまともなはずです。
お試し8種類セット
MOLDEXのお試し8種類セットは以下の内容でした。
- Meteors 6870
- Meteors Small 6630
- Softies 6600
- Mellows 6820
- SparkPlugs 6604
- Goin’ Green 6620
- Camo Plugs 6608
- Pura-Fit 6800
遮音性能(NRR)はMeteors Smallが28dB、Mellowsは30dBで他は33dBでした。また、Softies・SparkPlugs・Goin’ Green・Camo Plugsはスペック上同一の様です。
スペックが同じイヤープラグと比べて、Meteorsはくびれた形状、Meteors SmallはMeteorsの小さめ版、Mellowsはより柔らかい、Pura-Fitはより長いといった特徴があります。
音質
イヤープラグでの遮音はすべての周波数でフラットにはならないため、音質が劣化します。基本的にイヤープラグでは低音が減衰されにくいため、こもった音になりがちです。
Crescendoはあまりこもりを感じさせない音だと思います。もちろん高音はカットされますが、ウレタンよりは自然な音です。むしろこれで19dBも低減されているのか疑問かもしれません。
データシートだと125Hzが15.1dB、2kHzが26.9dB減衰、4kHzが17.7dB、8kHzが29.9dB減衰なので周波数特性に2つのピークがあることがわかります。フィルターの構造的な問題なのかもしれませんが、低音とシンバルなどの音が残るように配慮した形でしょうか。
ウレタンは材質と構造が同じなので周波数特性も同じかと思いきや、データシートを見るとお試し8種類セットの中でも微妙に違いがあります。Meteorsが125Hzから4kHzまで同じ程度の減衰で最もバランスが良いです。ただし同じ型で小さいだけのMeteors Smallは低音の減衰が弱くなり、全体的なバランスが低音寄りになります。
Softiesなどは低音の減衰が大きく、2kHzで最も減衰が少なくなるためいわゆるかまぼこ型になります。Pura-FitはSoftiesより更にかまぼこです。
Mellowsは125Hzが26dB減衰と低音が強くなり、一番低音が聞きやすいイヤープラグです。110dBでも84dB以下になるので、EDMなどにはちょうどいいのではないでしょうか。
最後に
Crescendoはしっかり音楽を聴きたい時用に着け、落ち着いて過ごしたい時はMeteorsがフラットに遮音してくれて良さそうです。
デザイン面で言うとSoftiesなどはマーブル模様でなかなかかっこいいと思います。MOLDEXはディスペンサーもお菓子のスタンドみたいな雰囲気があって良いです。