GoogleやiCloudのデータを一括ダウンロードする方法

AndroidやiPhoneなどのスマートフォンには、GoogleアカウントやiCloudアカウントが紐付けられていることが多いです。

最初は無料ですが、iCloudは5GB、Googleは15GBの保存容量を使い切ると130円や250円などの月額課金が必要になります。
そこまで高い値段というわけではありませんが、勝手に写真をバックアップされてメールを使えなくされるのも微妙な気がするのでそれぞれのクラウドのデータを全てローカルに移したいと思います。

幸運なことに、EUが定めたGDPR(一般データ保護規則)のおかげで各プラットフォームはデータを一括でダウンロードできる機能を提供しなければならないことになっています。今回はこれを使ってクラウドのデータを一括でダウンロードします。

Google

Google Takeoutというサービスがあり、ここからそれぞれのサービスのアーカイブを作成しダウンロードできます。今回はGoogleアカウントの中でも最も容量を使う「Google フォト」のみにチェックを入れ、次のステップに進みます。

次に保存形式を選びます。ほとんどの人はそのままで十分でしょう。
エクスポートを作成」を押すと、アーカイブの作成が開始されます。アーカイブは最大でも数日程度で作成され、メールでダウンロードリンクが送られてきます。

Google フォトから写真を削除

Googleアカウントの容量を空けたい人は、次に「Google フォト」から写真を削除します。

最初にGoogle フォトのアプリを開き、設定から「バックアップと同期」をOFFにします。これを行わないとデバイスからも写真が削除されてしまいます。
次にWebからGoogle フォトにアクセスし、全ての写真・動画を消していきます。

これでGoogleアカウントの空き容量がかなり増えるはずです。もちろんGoogleフォトから消したファイルは先ほどのアーカイブとデバイスに残っています。

iCloud

データとプライバシーにログインし、「データのコピーを取得」に進んでください。いくつかの項目の中から「iCloud写真」のみにチェックを入れて、次のページで保存形式を選択します。こちらも普通はそのままで大丈夫なはずです。

リクエスト完了」を押すと、アーカイブの作成が開始されます。アーカイブは最大7日程度で作成され、準備ができ次第メールでダウンロードのためのURLが送られてきます。

iCloud写真から写真を削除

設定」アプリから「写真」をタップし、「iCloud写真」と「マイフォトストリーム」のチェックを外します。次にWebからiCloudにログインし、全ての写真を削除することで容量が空きます。写真はダウンロードしたアーカイブとデバイスの中に残っています。

最後に

iCloudとGoogleはこのようにして一括保存できるのですが、Amazon Photoは出来ないので注意してください。Amazon Photoではまとめて選択して保存するなどをしなければならないようです。

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